この想いを君に…2
「…来週、一日だけ、そっちへ戻るから。
詳しい事はその時に」

光さんはそう言って電話を切った。

「…お父さん?」

祥太郎の言葉に顔を横に振って

「オカン。
…一度、きちんと話がしたいって」



「何の事…?」

あたしが身を乗り出して聞くと

「ん…、また今度、話するから」

光さんは真剣な眼差しであたしを見つめた。



…気になる。
< 129 / 177 >

この作品をシェア

pagetop