この想いを君に…2
「むっちゃん!」

マシンから降りると、いきなり光さんに抱きしめられて、あたしの顔は赤くなる。

「凄い良くなってるやん!!」

「それは…光さんの腕がいいからだよ」

あたしは照れながら言うと

「いやいや、むっちゃん。
これがむっちゃんの力やで!!」

光さんの腕に力が入る。

こんなに興奮する光さんを見るのも初めてかも…



何かが自分の中で芽生え始めている。



少しだけ、目眩を感じた。
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