初彼 -ハツカレ-
「でもさ、
あたし的には『された』方がいいの」
「へぇ。 まぁ予想通り。」
「だって少しは不安が減ると思うんだよね。
あぁ好かれてんだぁーって想えるから」
「あぁ――…確かにそれは納得。」
「でしょー??
やっぱ木積くんは話が合うから好きだ!!」
「へーありがとう」
木積はまためんどくさそうに言って、
小泉もへこむ様子も見せない事から
クラスのみんなからは
木積と小泉が付き合ってる噂が
じわじわと広がり始めていた。
「木積くんって
よく話聞いてくれるけど嫌じゃない?」
「全然。
けっこう楽しいし」
「そぅ?」
「うん。」
っとこんな感じに、
高校1年のときより
あたしは木積くんと話すようになった。
もちろん部活以外の子とも仲良くなった。
最近は同じ体育館を使ってる
バレー部の田上さんとも仲良くなったし、
バスケ部の嶺さんとも仲良くなった。
このメンバーで卒業するんだって、
思ったら少しの時間も
大切にしたいと思った。