初彼 -ハツカレ-



―――ポンポーン♪


「「??」」


部長はコーヒーを机に置いて、

玄関に向った。



あたしはDVDの準備をしていた。






「はい?」

「優哉ぁ??」

「何;;」

「ぁら、お邪魔中??」

「そーだよ、んで何??」

「彼女彼女??」

「だぁーかぁーらぁー…」


「今日のノート貰いに来ただけ

アンタだけだよ??

ノート出してなっかったの」


「あ、マジで;;??

部長怒ってた??」


「知らない。今日試合じゃん」

「あ、確かに」





「………。」


この声、…女の人、だょね…。

部活の人、…なのかな…??

『部長』って人知ってるんだし……。




「待って、今持ってくる」

「!!」



部長の声でぼーっとしていたのが直った。



「小泉」

「っ!! ぁ、はいっ!!」

「ごめん停めててソレ;;」


部長がソレといって指差したのは、

テレビで、もぅ映画が始まっていた。



「あ、ごめんなさい!!」

「うーんん」


部長が玄関に戻って、

あたしも無意識で部長を追うと、

部長越しに女の人と目が合った。

その人はニッと笑って、

何だか恥かしくなって

目を逸らしてしまった。





「(逸らすなんて歳上に失礼だよねっ...)」

いけないことしちゃった…。






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