俺様王子と秘密の時間


自分でもわかるくらい顔が火照っているのはシャワーを浴びたからじゃない。


……意地悪な王子様のせい。



「抵抗しねぇの?今日はやけに素直じゃん?」

「え……っ」


その言葉にあたしはハッとして、ようやく身体が動いた。


な……なんてことすんのよ!

とは言えずに、恥ずかしくなったあたしはただ俯くだけだった。



「もしかして、もっと欲しいのか?」


はぁ……?

今度こそ抵抗してやろうとバッと顔をあげた瞬間、千秋はまたキスを落とした。


あたしの反論の言葉は千秋の唇に溶けていった。

夢中になっていく千秋は、あたしの髪の毛をくしゃくしゃと何度もまさぐってゆく。



「ふっ……んんっ!」


苦しくなって千秋の胸に腕を伸ばして叩こうとしたけれど、その腕は逆手にとられてしまう。

 

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