俺様王子と秘密の時間
千秋の息があたしの前髪を揺らした。
真夏の保健室。
カーテンで隠したベットの上で、あたしの身体はみるみるうちに熱を帯びていく。
聞きたいことがあって、何度も口に出して言おうとしたけれど。
千秋の艶っぽい瞳に呑まれてしまいそうになる。
「ん?なんか言いたげだな?」
そんなことさえも見透かしたように、簡単にバレてしまう。
「言ってごらん?」
あたしを子供扱いするみたいな口調で言うと、首を傾けて笑った。