俺様王子と秘密の時間
「千秋……」
「ん?なんだよ?」
なんて余裕たっぷりな表情を浮かべながら、千秋はあたしの髪の毛に指を絡ませてきた。
そして千秋は笑みをこぼす。
トクン……、トクン……。
長い睫毛や意地悪な笑顔にキュンと疼いた。
この気持ちがなんて言うものなのか、あたしはとっくに知ってる。
ポカポカしてて、時には痛んだり、時には苦しかったりする。
甘い痛みを身体中で噛みしめながら千秋のワイシャツに触れた。
「キス……して……?」