俺様王子と秘密の時間
プチン……プチン……
左手だけで体重を支える千秋は、右手でワイシャツのボタンを器用に外しながらあたしを見つめる。
「千秋……、なんで夏休み、連絡来れなかったの?」
そんな千秋から目を背けて、あたしは聞きたかったことをストレートにぶつける。
「ちょっと闘ってたんだよ」
「え……?」
「自分自身とな」
わけのわからないことを言う千秋をあたしはムッとして見上げた。
ドクン……。
心臓が跳ねたのは、ワイシャツのボタンが全開になり、肌を露にした千秋が目に入ったからだった。