そら-極道ですが何か!?-


開始三時間。

「あ〜ケーキ忘れてた!!」

突然大きな声をだす。

「あっ、ごめんなさい」

皆が目を見開いていた。

「…取り行くか?」

夕兎が優しい顔で聞いてくる。

「うん。あたしも一緒に行く〜」

慧斗が急に立ち上がる。
すると、グラッとたたらを踏む。

顔から突っ込む慧斗を支える夕兎。

「急に立つから。置いてかないから、ゆっくり立って」

「うん。ごめん。ありがと」
ニコッと、笑う慧斗に皆くぎづけになる。

そして、二人はキッチンに生き、抹茶のシフォンをもって行く。

「持ってきたょ。…あれ?置く場所開けてくれたの?」

ただ奏真は微笑んだ。

だから、慧斗も微笑み返した。

夕兎はもくもくと、蝋燭の準備をする。

「消しますよ」

和が電気を消すと、皆で誕生日の歌を歌う。

「早く、蝋燭消せよ」

歌が終わると奏真が急かす。
フーっと蝋燭を消すと拍手が鳴り響く。


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