【中】好きになりました、付き合ってください!!
「まぁいいか。OKしたってことは、真里亜はもう俺のもんってことだぞ?」


「うん♪亮佑くんはあたしのものってことでしょー?」


「そうだ。何があってもずっと二人でいような?…死ぬまで」


また真里亜が辛い思いして、泣かないように。

俺は真里亜しか見てないって、言葉だけでも…形だけでも…伝えたかったんだ。




「さすがあたしの王子様♪」


プロポーズの意味の重さぐらい、真里亜だって理解してると思う。

今俺にできる最上級の誓い。


「でも…プロポーズは夜景の綺麗な高級レストランの予定だったのに」


「は?」


「ふふ♪あたしが夢見てたのとは少し違うけど、相手が亮佑くんだったら何でもいっかなあ♪」


夜景の綺麗な高級レストラン……覚えておこう。




「さすが姫は言うことが違うな」


「姫?」


「プロポーズのシチュエーションに文句つける奴、初めて聞いたし」


「姫かー…」


「ま、そんな素直なとこが大好きなんだけどなっ」


「姫っていいね!!」


……俺の話聞いてねぇ…!!
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