永遠の愛を教えて。

40分程、車を走らせ着いた大学病院の駐車場に車を停めると、急いで受け付けに向かい、言われた病室へ走り出した。


倒れたって、なんの病気なんだ?


命に別状がなきゃいいが…



不安な気持ちのまま、病室の扉を開けると



「よっ、慎治。よく来たな」



ベッドの上で、きれいにカットされたリンゴを頬張る、血色のいい顔の親父がいた。




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