NAO



 「さぁみんな。お茶をどうぞ。」



 そう言って、お茶菓子を持って来た古賀さんの目には…涙が浮かんでいる。


 話を聞いていたんだと思った。



 「お兄ちゃん、お姉ちゃんのお話を聞かせて?」



 愛ちゃんの言葉に驚いた。それと同時に…複雑な気持ちにかられたー…。


 正直…まだ気持ちの整理もついていない俺。話す事に躊躇していると…。



 「パパとママからあいに、お姉ちゃんがいるって聞いた時は嬉しかった。だけど…」


 「だけど?」


 「お姉ちゃんはお空の上だから…会えないって言われたの。」



 空…そうだよな…もう…会えないんだよなー…。


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