悪魔で天使王子


「恥ずかしい\\\\\」

「大丈夫だって上手く踊れてるよ。」

しかも顔近い。

顔を上げたらもう数十センチもないぐらい。


「首の後ろで手を組んだら

もっと顔が近くなるよ。」


まるで人の心を読んだみたいに言った。

シュルルルルーー。


「可愛い。顔真っ赤だよ。」

「哲くんが変な事言うから。

なんか力入らなくなった。」


「ちょっと休憩する?」

「うん。」


「飲み物取ってくるから待ってて。」

「分かった。」


しかしこの家おっきいなぁ。

東京ドーム一個分ぐらい?

もっとあるかな?

そんな事を考えてたら

誰かに肩を叩かれた。



「はい?」

後ろを振り向くと眼鏡をかけた人がいた。

『僕と踊って頂けませんか?』

「えっ。

でも私っ上手く踊れないし。」

『さっき踊れてた。』

見てたんだ。

「まぁそうだけど。」


『じゃぁ目立たないところだったら?』

「ぅん。いいよ。」

眼鏡の男の人は
私の手を引いてバルコニー?

みたいな所に来た。

「ここ綺麗。」

誰もいないし、特に夜景が綺麗。

それに音楽も聞こえてくるし

ムード最高。


『何してんだよ。』

「えっ。」

そう言って

眼鏡をとって前髪を少しかきあげた。

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