気づいてよ
「あは☆夏川くんっておもしろーい。普通にわかるでしょ?バカだって」
「いや。分かってたんだけど…。」
いつもとは違う顔をしたのに気づいたのは、私だけだった。
どうしたんだろ?
私の心配は無用?で、夏川はいつもの顔に戻った。
「それよりさ!もうすぐで夏休みだよね!!」
そういえば、あと3日で夏休みだ。
「夏休みといえば…?」
「「海!!」」
「水着」
ひとりだけ水着と言った夏川に、美香が跳び蹴りをいれたのはいうまでもない。
「でさっ!!みんなで海に行かない?」
「さーんせーい!!」
私たちはそく手をあげた。
「あとさ!他にもいい男とかつれてくるから!楽しみにしてて!」
「やったー!」
浮かれる奈々とはちがく、私は夏川と海にいけるのが楽しみだった。
海ってことは…
夏川の水着姿見えるよね?!
ひとりにやつく私は、他から見たらきみがわるいただの女だ。
「