彼 岸 花



俺はそのブラックコーヒーを受け取り一口飲んだ。

寒いこの部屋には丁度良いものだった。


「どうだった?」

友人は俺にそんな質問をした。


どうだったって…

「もう俺には誰も救えない…」



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