ずっとずっと大好き



まるで本能のように体が動いて、ベットの中にもぐりこんだ。


来ないでっ......!


どんなに強く願っても、階段を上がる足音がする。
そして.....。


"ガチャ"


「マキ?起きてんだろ?」


動かない。動けない。

1㎝動いただけで全てが壊れそうで、
消えてしまいそうで、怖い。




「お前、竜太さんになんかされた?......どうしちゃったんだよ。遊園地行ってから.....お前おかしいよ」


震えそうな声に、アタシの身体まで震えそうになる。

動けない。
それが分かってて振り向きたくなるのは、やっぱり好きだから......?



「なぁ、こっち向けよ!!」

苛立ってる声と近づいてくる気配。
アタシは怖くなって、ギュッと目を瞑った。











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