ずっとずっと大好き
「.....っ!!アンタねぇ!!」
「綾チャン!!いいから......」
「???」
はてなを浮かべてるシュウに、こっちにもはてなが浮かんだ。
何も分かってないの......?
「よし、まぁ良いとして、マキッ!!来いっ!!」
手を掴まれて連れてこられたのは、体育館裏。
......な、なんかやだなぁ。
2人きりでこーゆーところに来ると、昨日のこと思い出しちゃう.....。
「単刀直入にいうけどさ、お前、マジで竜太さんと付き合うの?」
「そ、そんなの......」
関係ないじゃん、なんて言えない。
きっかけはシュウの言葉だから。
『付き合っちゃえよー』
まだ、心の中で響いて、そして突き刺さる。
俯くと、さらに深く刺さった。
「本当、なんだな?」
黙って頷くと、ため息が聞こえた。
「『ない』って言ったのに?」
は?何怒ってんの?
ほっといてよ!
......なんて言えなくて、シュウのこと睨んでみたら、
「はぁ、もういいよ」
と、あきれたようにアタシを見て、去っていった。