5人の王子と1人の少女




やばい…
泣けてきた…



「どうしたの?」


突然かけられた声。


勢いよく振り返るとそこには可愛らしい顔立ちをした少年。


桜が似合うなー…
いつのまにか少年に見惚れていた。


「ねえ。
君…迷子?
見ない顔だし1年生かな?」


あ。
話しかけられた。
『ち、違います!
私、羽山莉緒って言うんですけど今日転校してきたんです!
それでこの学校広いから道分かんなくて…』





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