HONEY&TRAP!!
ジロリとトシを睨む。
相変わらずニヤニヤ顔で俺を見てるし。
……ムカつく
「俺もいないよ」
また笑顔を作った。
「えー!!!」
「じゃあ立候補してもいーですかぁ?」
女の子達は楽しそうに話を進めていく。
あー…
やっぱりこーゆーの面倒臭い。
「嘘つき」
突然、切り裂くような鋭い声色。
え…………?
「繭羅ぁ〜?」
「何が嘘つきなの?」
気付けば繭羅は俺達の側に立って、俺を見ていた。
「嘘つきだから嘘つき、って言ったの。
…こんなとこ来てんじゃないわよ……」
え………?
繭羅が一瞬、顔を歪ませた。
……え??
繭、羅……?
「ま……」
「ひどーい繭羅」
「何言ってんのよー」
呼びかけようとしたけど、周りの声に遮られる。
繭羅は飛び交う言葉を無視してそのまま部屋を出た。