ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『はい、おいしいです』

敬大はタコ焼きを頬張りながら笑顔で答えた。

『そうやろー、大阪のタコ焼きは世界一やからな』

誠治は自信満々に言った。

『おーっし、次は城でも見に行こか』

誠治は敬大の手を引き、城を見に向かった。

城の周りの公園まで来ると、ストリートライブをしている人たちがチラホラいた。

『今はやらへんけど、俺も昔はここでよく朝早くから一日中ストリートやってたんやで。ホンマあん時は夢中になりまくってたわ』

誠治は懐かしそうに公園を見ながら歩いた。

『本当ですか?じゃあ、誠治さんの原点はここなんですね』

『そうや、ここが俺の原点や。この場所でストリートやってへんかったら、今の俺はないんちゃうかな!?』

誠治はそう言って微笑んだ。

そして二人は城を見て、そして夜遅くまで色々と大阪の街を観光したのだった。



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