★ イケメン嫌いな私 ★
大学前で華月が車から下りた。




「葉瑠大丈夫か? 」



「はい。全然大丈夫です。」


「華月いつからあんな奴になっちゃったんだか、


葉瑠ごめんな。華月がした事俺が謝るよ。」



「もういいですから気にしないで下さい。


私も悪かったですから。私忘れますから、


葉月さんも今の事忘れて下さい。


それより早く学校へいきましょう。


このままだと遅刻しますよ。」




「ああ、そうだったな。初出勤で遅刻はまずいな。」


華月の事などどうでもいいや。



キスした事なんか忘れてやる。



華月の存在がなかった事にすればいい。



私は必死に今起きた現実を忘れようとした。



「葉瑠帰りも一緒だら、帰り夕食の買い物しような。

華月きっと早く帰って来ると思うよ。」



顔を見たくもないのに。



「葉瑠は華月が嫌い?」



嫌いに決まってるでしょ。


いきなりキスした奴なんだよ。



許せないに決まってる。







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