★ イケメン嫌いな私 ★

気付く想い

華月と違って葉月さんは完璧。




料理も洗濯も掃除も何でもこなす。



アイロン掛は苦手な私。



シワを伸ばすつもりがシワを作ってるし、



「葉瑠貸してごらん。アイロンをそんなに強く擦っては駄目。」



なんて言いながら綺麗にシワを伸ばす葉月さん。



葉月さんといたら、私何もする事がない。



俺は葉瑠がいつも俺の隣で笑っていてくれたらいいんだ。



多分世の中は女性は、今の葉月さんの言葉で、



直ぐに落ちると思うよ。



たけどそれは私には駄目なの。



私は私を必要としてくれる人の側にいたい。



私の下手な料理も美味しいと食べてくれる人。



休みの日は二人で散歩に出かけ、



ピアノを弾くあなたをずっと描いていたい。



あなたのピアノに合わせて歌いたい。







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