強引な君と甘い恋
─ガサッ
「ん?お!ラッキ〜!」
「女の子じゃん!俺らついてんな」
「しかも、可愛い子だし!」
あたしの願いも届かず、話をしていた人たちは裏庭に入ってきた。
あたしの存在に気付いた男三人は、ニヤニヤしながら近付いてくる。
やだ、こっちに来ないで!
あたしはやっとの思いで足を一歩後ろへ下げると、体を反転させ走ろうとした。
しかし、それも虚しく、片腕を男に掴まれてしまった。
「きゃあ!離してっ!」
「うわぁ、めっちゃ可愛い」
あたしの腕をつかんだ男が、顔を覗き込んだ。
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