‐Mission‐
しかし、あそこまで
あの化け物に臆する事なく
戦っていたエリーが
あの化け物の事を話そうと
した途端に見せた
あの恐怖に満ちた瞳は
壮絶な"何か"があった事を
エリーが口にしなくても
感じとることはできた。

リビングに使われて
いるであろう、
今エリックがいるフロアは
広く構成されていて
大人でも十分走り回れる
スペースだった。



「…あれは??」



ランプの側に伏せられた
木で出来た古い写真立てが
置いてあった。
近くに行って見てみると
写っているのは、エリーとレイ、
それから赤ん坊だった。
エリーとレイの間の子供だろうか??
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