うちのおネコ様
「もっと落ち着いた喫茶店みたいな所にしたら?」と提案したのだが、「嫌だ!ここがいい!」とルディはわがままを言った。確かに、食事のメニューで言えば色んな物が選べるし、朝ごはんにしようが昼ごはんにしようが、量も好きなだけ調節できるし。


はあ。私のお腹はこの先1ヶ月どうなるの?という不安を残し、見たことも無い食事のメニューにルディは心躍らせてお店に入っていった。

「まあいっか、喜んでいるし」
こんな姿形も完璧な人間で、人としても申し分の無いルディが自分の溺愛する猫である事を思い出すと、美子はどんな事でもしてあげたいと思ってしまった。


「美子っ」

「んーなあに?」


「これ、全部食べたいっ!!!」


・・・動物の食欲は貪欲だ。


私はついさっき思った事を撤回した。


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