Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
おばさんは、何度も何度も
”ごめんね”を繰り返して
電話を切った
「――― どした?」
武藤
「あ…
ユリちゃん、風邪で熱だしたって」
「え、大丈夫?」
「うん
ユリちゃんのおばさんからで
病院、連れて行ったって」
「そっかそっか」
「うん、あ」
「ん?」
「――― 場所…」
ライヴハウスの場所…
ユリちゃんが知ってるって言ってたし
当日も一緒に行くからって
全然くわしく聞いてなかった…
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