Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜




二階、受付横


ザワザワしてる中に
元気で、よく通る声


ユリちゃん ―――




「あの…
次のライヴとかはいつなの?」


「まだ決まってないんですよ〜
あ、中にサイトのURLあるんで〜
よかったら覗いて下さい〜」


「ケータイでも見れます?」


「はい!大丈夫ですよ!」


「わかりました」




今 CD 一個、売れた…?





「――― ユリちゃん!」


「あっ、ユカぁ
はい!ストロベリーピンクです

ホントですか?
ありがとうございまぁす!
はい!いらっしゃいませ〜」




「ユリ…すごいねえ!」


「あ…シノちゃあん!
チラシが〜足りないかもしれない〜!」


「すぐコピーして来るよ」


「――― それいくら?」


「あっ!ハ〜イ!五百円で〜す」


「二番目のバンド?」


「はい!」


「五百円玉ないけどいい?」


「あ、お釣り大丈夫ですよ!
お買い上げありがとうございま〜す!」






ストロベリーピンク
あっという間に CD、完売 ――――




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