Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
夜の 渋谷駅
「――― はい、いいですよ」
「あ…ありがとうございます!!」
やった…!!
お巡りさんが教えてくれた
ビルの中の楽器屋さん
やっと一枚貼らせてもらえる…!
「ちょっと待っててね
あれ…?」
「え…」
巻いてたポスター、開いたとたん
エプロン着けた、店員のお兄さんが
少しだけ、考えるみたいな顔をした
「――― なんか…ダメです…か」
「あ、ううん、そうじゃなくて
これ、もう貼ってあるよ」
「―――… え?」
「ほら」