―不可能な共存―
「別に」


「理由がないわけないでしょ?」


「ただ学校くんのがめんどくさくなっただけだよ」



あたしから目をそらしたコウスケは明らかに嘘をついている。


「本当の理由を言って」



あたしはコウスケを睨んで言った。



コウスケもあたしを見た。



しばらく無音の会話が続く。



『言いなさい』


『理由なんてないって』


『そんなわけない』


『本当だって』


『早く言え』……





「わかったよ」



コウスケがため息混じりに降参した。
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