―不可能な共存―
「兄貴がさ、壊れたんだよ。だから学校なんて来てる場合じゃねぇんだ」



壊れたって何…?



「どういう事?」



コウスケは黙ってしまった。



聞いてはいけない事を聞いてしまったような気がする。



「薬」


「薬…」



あたしは…すごい告白をさせてしまったのではないだろうか。


こんなに身近な所にまだジャンキーがいるなんて……



「あたし…あなたの相談に乗れるよ」


「無理しなくていいよ。あんまり関わらない方がいい」



あたしなら、本当にコウスケの話を聞いてあげられる。



助けてあげられるかもしれない。
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