―不可能な共存―
「そういう訳にはいかない。あたしはあなたの担任なんだから」


「担任?」



コウスケは首を傾げ、いつもより多くまばたきをした。



「柳先生ね、蒸発しちゃったんだって。だから今日からあたしがあなたのクラスの担任になったの。でも、他の子には柳先生は病気だって言ってあるから内緒ね」


「ふぅん」



柳の蒸発話には興味がないらしく、正面を向いてしまった。



「ねぇ」



コウスケがもう一度あたしを見てくれればいいな、と思いながら話しかけた。



「ん?」



こっちを向いてくれた。



あたしの心臓はまた小さく跳ね上がった。





















「学校…やめないで?」
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