―不可能な共存―
コイツは昔からこういう奴だった。



あたしがウソをついている事をわかっているのに、あたしから話さない限り絶対に聞き出そうとはしない。



いつも支えてくれる。



「今日の昼飯、お前持ちだから」



ちっ。



あたしはまだカバンを持ったままだったので、自分の机に向かった。











…またか!







昨日と同じように異臭があたしの鼻をついた。



あたしの異変に気付いたアラタが、駆け寄ってくる。



「どうした?」



そう言ったすぐあとに、アラタも臭いに気がついたようだ。



アラタは引き出しの取っ手に手をかけ、一気に引いた。



「またか…」
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