―不可能な共存―
今度入っていたのは、うさぎではなく真っ黒なカラス。



「今度は平気?」



心配してくれているようだ。



「2度も倒れてらんないよ」


「そうか」



アラタはそう言ったあとすぐに、何かを考え始めた。



アラタが何を考えているのか、あたしにはわかる。



あたしも同じ事を考えていたから。



「あたしたち、教師として最低な事考えてるよね」


「そうだけど、それ以外には思いつかない」


「でも…あたしはヤダな。そんな風に思いたくない」


「俺もだよ」
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