キスに恋して…最終章
「もしもし…」


「もしもし…私…」


「おう…どうした?」


「ん…ドライブ行きたくて…」


楓みたいに素直に気持ちが言えたら、どんなに楽か…


「わかった…じゃ、5時に家まで迎えに行くから待っとけ」


「うん…」


俺はベッドの中で背伸びをした


どうして、電話をしてきたんだ?


彼氏と何かあったのか?


とりあえず、ドライブをして話をすれば、何となくわかってくるだろう


俺はそんな軽い気持ちでいた


まさかこの先、ドン底に叩き付けられる程の出来事が待っていようとは、これっぽっちも想像していなかった





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