キスに恋して…最終章
「仕方ねえな〜でもさ、俺以外の男から告られた気分どうだった?」


肩を抱いたままのこの雰囲気で言うかなぁ?


「うん…直哉と付き合ってるの知ってたけど、自分の存在を知ってもらいたかったんだって」


「ふ〜ん…ドキドキした?」


イジワルな直哉だ…


「そういえば、ドキドキしなかったよ?前に直哉が言ってた男子かな?って思ったくらいで」


良平にどうやってチョコレート渡そうって思った方が、ドキドキしたかも


「良かった〜安心した」


直哉は優しく微笑みながら頭をポンポン


この笑顔に私はいつもキスしたくなる


「直哉のヤキモチ妬き〜」


私はベンチから立つ瞬間、直哉の唇に軽く自分の唇を重ねた


「ワリいかよ…」




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