キスに恋して…最終章
観覧車から下りた私達は、花火の見えるスポットに向かった


「良平…麻衣ちゃんと花火…良く見に行ってた?」


「いいや…」


「遊園地は?」


「忘れた…」


私は花火が上がり始めるまで、良平を質問責めにした


「同棲中ってラブラブだった?」


「いいや…」


「結婚…考えた?」


その時…私の質問を消すかのように、たくさんの花火が上がり始めた


今の…良平に聞こえたかな?


大玉の花火が上がる


ド〜ン!


胸に重く響く


一瞬静かになった


その時、良平が耳元で何か言った





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