夕暮れ
言葉の出ない先輩の代わりに
柳の木が
ザワザワと音を立てて
ざわめく。




すべては
あの朝。




俺が昇にふれたせい



あの朝が

何かを狂わした。



< 222 / 238 >

この作品をシェア

pagetop