俺様彼氏



「ぎゃー!」


ばたんと音とともに、男が倒れた。


私はやっと解放されて、ようやく後ろをむけた。



…!



「倉木…優雅!」


そう。私を助けてくれたのは、紛れもない。倉木優雅だった。



「な…なにしてんのよ!」


本当は嬉しかった…のかもしれない。



「なにって…。じじいに言われてお前探しにきたんだよ」


髪をポリぽりとかく優雅も、絵になりそうだ。



「それよりさ、いうことあるんじゃね?」



いうこと…?

あっ、お礼か。



「あっ。ありがとうございました。」


一応、頭を下げておいた。



「は?お前、そんなのですむと思ってんの?」



私はキョトンとした。


…お礼にものをくれと…?



……子供みたい。





「わかんねえのか?体でかえせよ」


「はぁ??」


「とりあえず、今日から付き合え。ま、エロいこととかはしないから安心しろ。」


付き合えのには抵抗ありありだけど、なんだかおもしろくていいかもしれない。


「たぶん」


でも、そうでもないかもしれない。
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