†おせがわせウサギ†
「剛志君「《君》じゃない。」………剛ちゃんは男の子?女の子?どっち?」



「そんな事。当たり前じゃない。私は…………………………………………………………………………………オカマよ。」



なんか、目の前の子が十歳に見えない。そこら辺のオカマに見える。



「オカマだからって馬鹿にしないで。私は私。私は私であることに誇りを持っているわ。」


カッコいい。たくましい。強い。将来、大物になりそうな気がする。



「ふっ。私、貴方が気に入ったわ。いいわね。その心構え。そういう考え方の子嫌いじゃないわ。お互い、頑張りましょうね。」



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