MARRIAGEABLE─お年頃─
「お疲れー。」

そう言って私はビール片手にみんなに声をかけた。

私の隣には何故かいつもグッチョンがいる。

そしてグッチョンとは反対側の隣にはユミ。

それは私だけの事ではなく、みんな大体座る場所が決まっていて、それはいつも同じだ。

「最近どう?」

「どうって、何が?」

前に座っているタケトに聞かれ、私はそれに質問で返す。

「そりゃあ、男だろ。」

「どうも、こうも。」

相変らず彼氏は居なかった。

「タケトはどうなのさ。」

「タケトも居ないんだよね~」

何故かユミがタケトの代わりに答えた。

お酒が入って、テンションの上がってきたユミはやたらと絡んで来る。



< 4 / 59 >

この作品をシェア

pagetop