ありがと。
それからお母さんは頻繁に夜遅くに帰って来るようになった。

私が幼稚園から帰るとテーブルの上には置き手紙と夕御飯が置いてある。

「ちょっと出かけてくるね。お母さんより」

私が夜中に目を開けると、隣にはいつ帰って来たのかわからないお母さんの姿がある。
そして再び目を閉じる。

『心愛、朝だよ。』

お母さんの声で目を覚まし、ご飯を食べる。

幼稚園に向かう準備をして幼稚園のバスに乗り込む。

毎日これの繰り返しだった。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop