ユメクイ蟻


「ケケケイさん」





『モモさん。僕は・・・』



そんなに名前を呼ばないで。
恥ずかしさが増す。








『僕はモモさんに興味があるんです・・』






「興味って?」





『あなたが・・知りたいです・』







そこまで言うと
ケイさんは眠ってしまったみたい。





あたしだってあなたを
もっと知りたいのに。









少しケイさんを抱きしめた。







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