君の笑顔の傍に居させて
多分、足音はしていると思うけど、気付かない様子だと……考え事でもしてるのか?
美雪は俺がすぐ近くで立ち止まっても、気付かないようだった。
やれやれ。
「よっ。無防備だなぁ。こんな所に寝てたら、襲っちゃうぞ」
俺は美雪の頭の方から覗き込んで、そう言った。
一瞬、美雪は、ビクッ、としたけど、その後、体は硬直したままで、目だけ泳いで無言だった。
俺の予想通り。
何を言っていいか、困ってる。