謝罪人 Kyouko
恭子は、男がいなくなって安堵感で一息ついた。

一体、何かどうなったのか、よくわからなかった。

しかし、顔じゅう汗だらけで体じゅうが暑かった。

さっきまで男の殺気のような雰囲気の中、緊張感が張り詰めていたこを認識した。

恭子は、自分の席に戻りグラスの水を一気に飲みほした。

すると、さきほどまで激しく動いた心臓の鼓動も一気に治まってゆき、体じゅうが冷やされる感じがした。


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