もしも僕に。
「はい、牛乳」
「‥‥‥‥食べてもい?」
南桜クスッと笑った。
「いいよ。じゃあ、いただきます」
「いただきます♪」
まずは卵焼きを一口、口に運んだ。
「んん〜?甘くない‥」
甘い卵焼きしか食べない私は「うー」と顔をしかめた。
「俺、卵焼き甘いとイヤな人」
「え!本当に?ありえない‥」
「コーヒーに砂糖とか入れるのも絶対無理」
変なの!
「ふーん」
南桜を変な目で見ながらクロワッサンをパクッと食べた。
「んー!おいひぃい‥♪」
やっぱパンはいいよ、うん。
「それ南桜様特製クロワッサンだから」
「手作り!?」
「まあな」
「すごい!南桜すごい!」
私は牛乳を飲みながらクロワッサンをペロリとたいらげました。
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