【完】ひとつ屋根の下で。
真実、それは悲しみと苦しみの果てに。
流れてるのは、アタシのお気に入りの歌手の歌。



なんたって、ヒカルにiPodを強奪されたからな。



今はヒカルの運転する車の中。



ヒカルが運転出来るって、めっちゃ意外。しかも、わりと安全運転。



「アンタ、今スッゴい余計なこと考えたろ?」



ヒカルが、横目でちらっとアタシを睨む。



「アンタって、良からぬこと考えるとき、一番ぶっさいくな顔するんだよ」



「うっせー。ぶっさいくで悪かったな」



なんだよ、もう。墓参りに行く決心がついて、今日がその本番なのに、全く緊張感ないな。ヒカルは、変わらずヒカルだ。



そりゃ、良いことなんだろーが、なんつうの?拍子抜けってやつ?身構えたアタシが馬鹿みたいじゃん。
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