【完】ひとつ屋根の下で。
魂、重ねて
全ての真実が分かってから、ヒカルは凄く穏やかだった。



島本さんとも、定期的に会って会話しているみたいだし。



だけど、夜はまだまだ一人では眠れないし、たまにうなされている。



アタシ達、2人の関係は相変わらず、恋人とも、ただの同居人とも違う不思議な関係。



それでもいい、なんて思える私はなんか変なのかな。



朝目を覚ますと、明くる日はスースー寝てたり、別の明くる日はアタシの顔を見て笑ってるヒカル。



そんなヒカルを見ていて、温かくなる気持ちだけで充分満足だ。



それ以上なんてもの、きっと望まない。



アタシの頭はそんな、強欲な都合の良い構造には、どうやら、なってないみたいなんだ。
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