三男一女 *今日から私は妹…?*
眼鏡をかける。
やっと、梧郎くんの顔と、恭介さんの顔がはっきり見えた。
とても…なんというか、整った顔をしている。
一緒に歩いていたら、石を投げられてしまいそうだ…。
「杏奈、次」
恭介さんはことばが少なくて、少し冷たく感じる。
私と似ている、と思った。
一方的だけど…。
「じゃ、梧郎」
「おっけ」
二人は眼と眼で合図し、私をなんだか高そうなお店に連れ込んだ。
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