星に願いを


「え?」


「思い出せよ。ムリして自分を抑え込むな。」


頬を挟まれてた手が離れた。


そして、たくの胸の中へ。


たくのぬくもりを感じる。


「でも・・」


「優輝ってやつとの思い出はつらい思い出なのか?」


「・・違う。」


「なら思い出せばいい。思い出すたびに泣いていいんだ。俺が・・そばにいるから。俺が愛美を支えるから。」




< 90 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop