星に願いを
その言葉と同時に涙が出た。
たくのぬくもりがとても安心した。
優輝とは違うぬくもり。
私は優輝との思い出を思い出してた。
つらいこともあったけど、幸せな思い出ばかり。
ただ・・・
「優輝がいなくなった日にね、愛してるっていうの初めて拒否されたの。」
「うん。」
「その理由聞けなくて・・どうしても気になるの。・・・その日の思い出が一番つらいの。」
「うんうん。」
たくは私の話を静かに聞いてくれた。
こうやって誰かに話すの、初めてかもしれない。
少し落ち着いたとき、聞いてみた。
「何でそこまでしてくれるの?」